アブダビ不動産|エリア比較
アブダビ不動産の投資ガイド【2026】|価格・利回り・エリア・ドバイとの違いをADREC免許の弁護士が解説
島ごとに、暮らしと投資の理由がある。
アブダビは一つの市場に見えて、島・本土・文化施設・金融街で性格が異なります。地図とエリアの特徴から、候補を絞ります。

地図データ © OpenStreetMap contributors
出典:ADREC 2026年上半期取引レポート(ADREC公式発表)。円換算は 1 AED=44円(2026年7月11日時点)。
5つのエリアを、
写真と役割で見る。
同じエリア名でも、棟・向き・階・引渡し時期によって条件が変わります。ここでは、比較の入口となる特徴と、想定利回り・年間想定値上がりを並べます。




アブダビはUAEの首都で、外国人が所有できる投資区域が2026年上半期に50地区へ広がり、登記料はドバイの4%に対して2%です。2026年上半期の不動産取引総額は約5.15兆円(AED 117B)で前年同期比+112%、外国直接投資は+309%(ADREC公式)。規模ではドバイ、伸びの速さではアブダビ、というのがいまの位置関係です。本ページでは、価格・利回り・主要エリア・ドバイとの違い・買い方を、エリア比較表とあわせて解説します。
当社はドバイ土地局(DLD)とアブダビ不動産センター(ADREC)の両方の仲介免許を保有しています(DLD ORN 47845/ADREC 20260000902169・会社概要に記載)。アブダビの物件も、ドバイと同じ窓口・同じ担当者で相談できます。
アブダビ不動産は、ドバイより市場規模が小さい一方、新築価格が抑えられたエリアが残り、都市開発によるキャピタルゲインを狙いやすい段階にあります。ヤス島、サディヤット島、アル・リーム島など、需要を生む施設と供給計画を合わせて判断します。
アブダビ(UAEの首都)の主要エリアを、想定利回り・年間想定値上がり・平米単価(円/m²)・投資ポジションで比較できます。ヤス島はエンタメ拠点で登記手数料0%の取得施策(アルダールのキャンペーンによる時限的措置・アブダビ標準は2%)が行われた実績があり、アルリーム島は中心部至近で外国人がフリーホールド取得できる高利回りの投資ゾーンです。サディヤット島・アルマリヤ島はプライム、フダイリヤット島は新興のライフスタイル開発です。
アブダビの不動産市場はいまどうなっている?
| 指標(2026年上半期) | 実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 取引総額 | 約5.15兆円(AED 117B) | +112% |
| 売買総額 | 約3.79兆円(AED 86.1B・16,838件) | +163.7% |
| 外国直接投資 | 約6,072億円(AED 13.8B) | +309% |
| 非居住投資家の国籍数 | 116か国 | 前年82 |
| 外国人が所有できる投資区域 | 50地区 | 上半期に8地区追加 |
出典: ADREC(Abu Dhabi Real Estate Centre)2026年上半期公式発表(2026年7月17日)。円換算1AED=44円(2026年7月11日時点)。詳細は「アブダビ不動産 2026年上半期レポート」へ。
ドバイとの違いは?
| 観点 | アブダビ | ドバイ |
|---|---|---|
| 登記料 | 2%が目安 | 4%が目安 |
| 仲介手数料(中古) | 2%が基準 | 2%が目安(新築0%) |
| 外国人の所有 | 指定の投資区域(50地区)で可 | フリーホールドエリアで可 |
| 市場の性格 | 政策主導・供給規律・長期保有向き | 市場規模・流動性・物件の選択肢 |
| 2026年上半期の取引総額 | 約5.15兆円(+112%) | ドバイ側は「ドバイ不動産 2026年上半期レポート」参照 |
| ゴールデンビザ(不動産経路) | 全額支払いが必要 | 累計24%の支払い(Oqood発行)で申請可 |
流動性と市場規模を重視するならドバイ、政策主導の長期成長やUAE内での地域分散を重視するならアブダビが候補です。両都市を組み合わせる方法もあります。
アブダビの不動産価格はいくら?
ADREC 2025年データの平均売買単価(アパート)はエリアで大きく異なります。
| エリア | 平均売買単価(AED/㎡・2025年) | 円換算(目安) |
|---|---|---|
| サディヤット島 | 約32,000 | 約141万円/㎡ |
| ヤス島 | 約19,000 | 約84万円/㎡ |
| アルリーム島 | 約15,000 | 約66万円/㎡ |
出典: ADREC Abu Dhabi Real Estate Market Report 2025(2026年上半期の値ではない)。サディヤットの超高級プロジェクトでは平均70,000〜90,000AED/㎡超の例もあります。エリア平均は入口で、同じ島でもプロジェクト次第で単価は2倍以上開きます。
アブダビ不動産の将来性は?
将来は保証できませんが、判断材料になる公式値は次のとおりです。2026年上半期の取引総額は前年同期比+112%、外国直接投資は+309%、非居住投資家の国籍数は116か国(前年82)で、資金の出し手が多国籍化しています。実体経済側では、アブダビの実質GDPは2025年第3四半期に約14.33兆円(AED 325.7B・前年同期比+7.7%)、うち非石油部門は+7.6%で経済構成比54.0%です(ADREC・SCAD公式値)。
| 材料 | 内容 | 読み方 |
|---|---|---|
| 投資区域の拡大 | 外国人が所有できる投資区域が50地区へ(2026年上半期に8地区追加) | 買える場所と買い手層が広がる |
| 住宅供給の計画 | 2030年までに約40.1万戸→約45.9万戸(約5.8万戸増・予測) | 供給増は価格の上値を抑える要因。棟・エリア・完成後の競合在庫を確認して選ぶ |
| 観光・娯楽への投資 | ディズニー・アブダビ(ヤス島)は開業日未発表。設計1〜2年・建設4〜6年という発言からの逆算では2030〜2033年が有力 | 期待の織り込みは着工の遅れとともに遅れる。短期の値上がりより、観光・娯楽で経済を組み替えている流れとして見る |
| 市場の性格 | 政策主導・供給規律・長期保有向き(ドバイは市場規模・流動性・選択肢) | UAE内での地域分散、政策主導の長期成長を重視する投資家向け |
当社の基本シナリオは「成長継続と正常化」です。伸び率は2026年上半期の水準がそのまま続く前提には置かず、エリアごとの供給計画と実需(首都の駐在員・投資ゾーンの賃貸需要)で判断します。半期ごとの数値は「アブダビ不動産 2026年上半期レポート」で更新しています。
アブダビ 主要エリア 比較表
| エリア | 区分 | 平米単価(円/m²・目安) | 想定利回り | 年間想定値上がり |
|---|---|---|---|---|
| ヤス島 Yas Island | 新興・エンタメ拠点 | 約69〜92万円/m² AED/sq ft 1,450–1,950 | 6〜8% | +9〜12%/年 |
| アルリーム島 Al Reem Island | 投資ゾーン・高利回り | 約54〜73万円/m² AED/sq ft 1,150–1,550 | 7〜8% | +8〜10%/年 |
| サディヤット島 Saadiyat Island | プライム・文化地区 | 約107〜137万円/m² AED/sq ft 2,250–2,900 | 5〜6% | +9〜12%/年 |
| アルマリヤ島 Al Maryah Island | 金融街プライム | 約95〜123万円/m² AED/sq ft 2,000–2,600 目安 | 5〜7% | +7〜9%/年 |
| フダイリヤット島 Hudayriyat Island | 新興・再始動 | 約71〜99万円/m² AED/sq ft 1,500–2,100 目安 | 5〜6% | +10〜13%/年 |
※ 円/m²は 1 AED ≈ 44円(2026年7月11日時点)・1m² = 10.764 sq ft で換算した参考値です。出典データ(Property Monitor)はAED/sq ft建てです。
※ 年間想定値上がりは年率換算の参考値です。元データの対象期間はエリアにより異なります。
※ 数値はすべて「想定」「目安」を含む参考値です。横スクロールで全項目を表示できます。
アブダビ投資のポイント
① 登記コストと取得施策
アブダビの不動産登記手数料は2%が目安ですが、ヤス島などでは登記0%の取得施策が行われた実績があります(アルダールのキャンペーンによる時限的措置で、条件・期間あり。アブダビの標準登録税は2%)。ドバイ(4%目安)より取得コストを抑えやすい場面があります。
② どこで外国人が買えるか
アブダビでは指定された投資ゾーン(Investment Zone)で外国人がフリーホールド取得できます。アルリーム島・ヤス島・サディヤット島・アルマリヤ島などが代表的です。
③ 利回り重視か、プライム・将来性か
インカム重視ならアルリーム島・ヤス島、資産性・ブランドならサディヤット島・アルマリヤ島、初期参入の将来性ならフダイリヤット島が目安です。
買い方と、購入前に確認する5点
外国人は指定投資区域内で購入できます。売買登録料は原則2%、仲介手数料も2%が基準です。契約前に少なくとも次の5点を確認します。
- Madhmoun 広告許可番号
- 仲介会社・ブローカーのADRECライセンス
- プロジェクトとSPA(売買契約書)のADREC登録
- エスクロー口座と支払先
- 譲渡条件、管理費、完成後の賃貸・相続
当社はADREC公認(登録番号は本ページ末尾の監修者表記どおり)で、2026年5月にアブダビ支店を開設しています。
法人名義での購入は→ 日本法人でアブダビの不動産を購入する方法(支店設立・当局承認・直接登記)
購入の流れ
- 目的・予算・保有期間を決める(インカム重視/資産性/将来性)
- 投資区域内でエリアと物件を比較する(同じ島でもプロジェクト次第で単価は2倍以上開く)
- 予約金を入れ、SPA(売買契約書)の内容とADREC登録・エスクロー口座を確認する
- 支払いスケジュールに沿って送金する(新築は完成までの分割払いが一般的)
- 引渡し(スナッギング)と登記、賃貸付けまたは自己利用へ
購入時の費用
売買登録料は原則2%(ドバイは4%が目安)、仲介手数料は中古で2%が基準です。ヤス島ではデベロッパーのキャンペーンで登記0%の時限施策が行われた実績があります(条件・期間あり)。管理費・引渡し後の維持費は物件ごとに確認します。
税金
UAE側では、個人の家賃収入・売却益に対する所得税・譲渡益課税・固定資産税はありません(商業物件・サービスにはVAT5%)。ただし日本の居住者は、家賃収入が日本で不動産所得、売却益が譲渡所得(5年超の長期は20.315%)として課税されます。法人で持つ場合はUAE法人税9%と日本のCFC税制を別途確認します。詳細は「税務ガイド」へ。
主なリスク
- 市場規模と流動性がドバイより小さい。出口は取引量と買い手層をエリア別に確認する
- 2030年までの供給増(約5.8万戸・予測)。完成後の競合在庫が多いエリアでは賃料・価格の上値が抑えられる
- 開発計画の遅延(開業日未発表のプロジェクトを織り込んだ価格)
- 円建てで見た為替変動。考え方は「価格推移とリスク」の為替の章と同じ
関連ページ
よくあるご質問
アブダビとドバイ、どちらが利回りは高いですか?
アブダビで外国人が不動産を買えるエリアはどこですか?
アブダビの不動産は外国人でも買えますか?
アブダビとドバイ、どちらに投資すべきですか?
アブダビの不動産は今後も成長しますか?
アブダビ不動産の購入にかかる費用はいくらですか?
出典:Property Monitor / DLD / ADREC / Property Finder / Bayut / Eminence Luxe 投資分析(2026年Q1時点)。想定利回り・年間想定値上がりは参考値(値上がりは年率換算)で、将来の成果を保証するものではありません。1 AED ≈ 44円(2026年7月11日時点)。