RUMOUR, REPORTING & SAFETY
「ドバイ案件」「ドバイヤギ」を、噂のまま拡散しない。
公開日 最終更新日
確認できること、できないこと
「ドバイ案件」は、海外での高額報酬をうたう募集や接待をめぐる話題を指す言葉として、SNSで広く使われました。「ドバイヤギ」は、そこから派生したインターネット上の俗称です。どちらも警察や行政が定めた正式な事件名ではありません。
SNS投稿の一部には、出所をたどれない画像、伝聞、別件の情報が混在しています。公開資料だけで、拡散された個々の主張を一つの組織的事件として確認することはできません。一方で、海外での仕事や招待を装った詐欺、旅券の取り上げ、契約外の要求などに注意が必要なのも事実です。噂を事実として扱わず、確認できる安全対策へつなげることが重要です。
情報確認日
この言葉は何を指しているのか
使う人によって意味が異なります。高額報酬をうたう海外案件、SNS経由の招待、現地で条件が変わる仕事などをまとめて「ドバイ案件」と呼ぶ例があります。「ドバイヤギ」は、その話題を刺激的に言い換えたネットスラングとして流通しました。
呼び名が広がったことと、投稿内容が検証されたことは別です。固有名詞や属性だけで関係者を推測し、個人やUAE国民全体へ結び付けることは避けます。
ABEMA TIMESが報じたこと
ABEMA TIMESは2025年5月、SNSで話題になった「ドバイ案件」を取り上げました。記事自体も、拡散の起点となった話の真偽が確認できていないことを前提に、なぜ話題が広がったのかを検討しています。

番組には、UAEで活動する国際弁護士でエミネンス代表の森和孝が出演しました。森は、実際に被害を受ける日本人が出る可能性への懸念と、情報の真偽を見分ける必要性を解説しています。これは、SNS上の特定の主張を事実と認定したものではありません。
出演は『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)。発言は ABEMA TIMES の記事に掲載されています。
海外案件で確認する7項目
- 募集者と契約相手の法人名、登録地、公式連絡先を別経路で確認する。
- 報酬、業務内容、滞在先、帰国条件を出発前に書面でもらう。
- 航空券と宿泊先は、できる限り自分でも変更・確認できる状態にする。
- 旅券を預けない。必要な手続きでも、返却時期と保管者を確認する。
- 身分証明書、銀行情報、ワンタイムパスワードを安易に送らない。
- 日程、滞在先、連絡相手を家族や信頼できる人へ共有する。
- 条件が変わったら、その場で応じず、日本国総領事館や現地警察へ相談する。
困ったときの連絡先
在ドバイ日本国総領事館は、安全情報と緊急時の案内を公開しています。渡航前に連絡先を保存し、危険が迫る場合はUAE警察へ連絡します。緊急性のない相談でも、一人で交渉せず、公的窓口や信頼できる専門家へつなげます。